大暑~白露(7月23日~9月22日)の健康運

一年を6つに分けた季節の移り変わり(初の気→二の気→三の気→四の気→五の気→終の気)において、正常な気候変化を主る主気に対して、異常な気候変化をもたらす客気が影響を及ぼすことを客主加臨(きゃくしゅかりん)といいます。
主気は厥陰風木→少陰君火→少陽相火→太陰湿土→陽明燥金→太陽寒水の順に巡り、客気は厥陰風木→少陰君火→太陰湿土→少陽相火→陽明燥金→太陽寒水の順に巡ります。
主気は常に、厥陰風木から始まりますが、客気はその年の十二支により決定されます。
2023年は卯の年であり、司天(3番目の気)が陽明燥金となるので、太陰湿土→少陽相火→陽明燥金→太陽寒水→厥陰風木→少陰君火となります。
四の気は、大暑~白露(7月23日~9月22日)頃の気候を支配します。
主気が太陰湿土で客気が太陽寒水となるので、冷たい雨が降ることが予想されます。
中国の古典「黄帝内経 六元正紀大論篇」には陽明燥金が司天で卯の発病の変化について、次のように述べられています。
「病は、急に倒れて痙攣して鳥肌が立つ、うわごとを言ってもがく、微弱呼吸、咽喉が乾いて水を飲みたがる、心痛、できもの、マラリアによる寒気、足が萎えて立てない。」
急性発熱性の感染症や熱中症などに注意が必要です。
今年は、ヘルパンギーナやRSウイルスなどの感染症が増加しています。
マラリアは、日本ではほとんど見られなくなりましたが、世界では年間に2億人以上が感染し、数十万人が死亡しており、今でも怖い病気です。

(2009)『内経気象学』(緑書房) 淺野周
(2021)『全文ふりがな付き・素問 現代語訳』(三和書籍)