2023年 大寒~啓蟄(1月20日~3月20日)の健康運

一年を6つに分けた季節の移り変わり(初の気→二の気→三の気→四の気→五の気→終の気)において、正常な気候変化を主る主気に対して、異常な気候変化をもたらす客気が影響を及ぼすことを客主加臨(きゃくしゅかりん)といいます。
主気は厥陰風木→少陰君火→少陽相火→太陰湿土→陽明燥金→太陽寒水の順に巡り、客気は厥陰風木→少陰君火→太陰湿土→少陽相火→陽明燥金→太陽寒水の順に巡ります。
主気は常に、厥陰風木から始まりますが、客気はその年の十二支により決定されます。
2023年は卯の年であり、司天(3番目の気)が陽明燥金で、太陰湿土→少陽相火→陽明燥金→太陽寒水→厥陰風木→少陰君火となります。
初の気は、大寒~啓蟄(1月20日~3月20日)の気候を支配します。
主気は厥陰風木で客気が太陰湿土です。正常な気候変化であれば立春以降は暖かくなるところですが、今年は雨が多くなります。
またその年一年(若しくは上半年)を支配する司天が陽明燥金であるため、冷たい雨となります。
中国の古典「黄帝内経 六元正紀大論篇」には陽明燥金が司天で卯の発病の変化について、次のように述べられています。
「その病は内熱があって腹が脹満する、面目の浮腫、傾眠、鼻水、鼻衄(はなぢ)、くしゃみ、あくび、嘔吐などとなり、小便がオレンジ色になってひどければ尿がポタポタと渋る。」(淺野周(2021)『全文ふりがな付き・素問 現代語訳』(三和書籍)引用)
金気が強くなり陰の気を損耗するため内熱を生じ、このような症状が出やすくなります。

 

参考文献

橋本浩一(2009)『内経気象学』(緑書房)
淺野周(2021)『全文ふりがな付き・素問 現代語訳』(三和書籍)