陰陽五行と健康 No.3 「気・血・津液(水)」

東洋医学では、気・血・津液が人体を構成する最も基本的な物質であると考えられています。
気・血・津液は、水穀(食物)と自然界の清気(酸素)から作られます。
気・血・津液が充実することによって、五臓が正常に働き健康が保たれるのです。
それぞれの働きとしては、次のようなものがあります。

【気】

①推動作用・・・臓器の働きを促進する、成長を促す
②温煦作用・・・身体を温める
③防衛作用・・・病邪の侵入を防ぐ
④固摂作用・・・内臓を固定し体液を留める
⑤気化作用・・・食物を気・血・津液に変え、さらに水分や便に変化させる
⑥営養作用・・・臓腑や組織を養う

 

【血】

①補養作用・・・栄養を供給する
②養神作用・・・精神を養う

 

【津液】

①滋養作用・・・皮膚・毛髪・臓腑を潤す
②潤滑・保護作用・・・関節の動きを潤滑にし、目・鼻・耳・のどを保護する
③補充作用・・・体液や血液を補充する
④排泄作用・・・老廃物を排泄する

 

 

気・血・津液が不足したり流れが滞った場合、次のような症状が現れます。

【気虚】

気が不足している状態です。
疲労、倦怠、息切れ、めまいなどが起こりやすくなります。

【気滞】

気の流れが滞った状態です。
イライラ感、抑うつ、頭痛、めまい、身体各部の痛みが生じやすくなります。

【血虚】

血の量が不足した状態です。
めまい、ふらつき、かすみ目、不眠、動悸、しびれ、月経不順、皮膚の
乾燥、かゆみなどが起こりやすくなります。

【血瘀】

血の流れが悪い状態です。
四肢の冷え、しびれ、腹痛、月経不順、身体各部の痛みが生じやすくなります。

【陰虚】

津液(水)が不足した状態です。
咳、口渇、便秘などが起こりやすくなります。

【湿痰】

津液(水)が停滞した状態です。
浮腫、痰、湿性の咳などが起こりやすくなります。